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ブックマーク / sivad.hatenablog.com (36)

  • NATROM氏『化学物質過敏症は臨床環境医のつくった「医原病」だと思う』等について - 赤の女王とお茶を

    NATROM氏の主張『化学物質過敏症は臨床環境医によってつくられた「医原病」だと思う』への批判 http://togetter.com/li/517251 筆が滑るということは誰でもあるし、そういう時は基的には訂正すればいいことだと思いますが、その後の展開をみるつけ、これは単なる「ひとこと」の問題ではなく、難病や公害に対する基的な姿勢の問題であるとみることができます。それらに向き合う患者や医師、研究者に対する誤解と軽侮に満ちたこれらの発言を放置すると、根的にあやまった情報を広めることにもなりかねないので、ここで指摘しておきます。 まず勘違いがあるかもしれませんが、疾患概念や病名というものは、研究室で詳細な機序がわかってから初めてつけられる、という類のものではありません。 当たり前ですが、疾患概念に先立って、まず症状や病気や患者があります。多様な症状や病気や患者に対してなんとか対処しよ

    NATROM氏『化学物質過敏症は臨床環境医のつくった「医原病」だと思う』等について - 赤の女王とお茶を
    mobanama
    mobanama 2013/07/05
    本態性環境不耐症
  • セシウム137内部被曝のラットモデルによる研究論文紹介 - 赤の女王とお茶を

    内部被曝に関するもっとも重要な論点のひとつに、化学毒性を生じない、また急性被曝にもいたらないような摂取量(低線量)において、確率的影響以外の生体影響を生じるかどうか、というものがあります。 ここに示した論文はラットを使った、期間も数か月以内の実験ですが、セシウム137を低線量領域において経口投与し、内部被曝させた場合の生理的または分子的影響を調べたものです。 心筋障害マーカーや炎症性サイトカイン、ストレスホルモンの上昇、また、血中ビタミンDや性ホルモンの低下、睡眠覚醒リズムの異常などが認められており、少なくとも、セシウム137低線量内部被曝において、いわゆる化学毒性や確率的影響以外の生体影響が存在することを示しています。これらは、ICRPやUNSCEARにあるような従来のモデルではまったく考慮されていません。 これらの影響が即、病的な状態であるとは限りません。とはいえ、ラットの実験は遺伝的

    セシウム137内部被曝のラットモデルによる研究論文紹介 - 赤の女王とお茶を
  • 「黒い雨」被曝者に関する内部資料、通称『オークリッジ・レポート』勝手訳その1 - 赤の女王とお茶を

    先日、NHKスペシャル「黒い雨 〜活(い)かされなかった被爆者調査〜」で、これまで明らかにされてこなかった被爆者調査があることが報道され、かなりの話題になりました。 発端は、長崎県保険医協会が厚生労働大臣あてに『「オークリッジレポート原爆黒い雨データに関する速やかな分析と情報公開を求める」要請書』を提出したこと。 原爆によるフォールアウト、いわゆる「黒い雨」の影響に関しては、被害者の証言はあるものの、公式の資料は存在しないというのがこれまでの定説だったようです*1。 ところがとあるところから、ABCC(原爆傷害調査委員会)およびオークリッジ国立研究所の内部資料、通称『オークリッジ・レポート』が発見され、学術論文ではないものの、「黒い雨」被害に関する情報が存在することが明らかになりました。 リンク先PDF英語原文を見ることができます。 http://www.survivalring.org

    「黒い雨」被曝者に関する内部資料、通称『オークリッジ・レポート』勝手訳その1 - 赤の女王とお茶を
    mobanama
    mobanama 2012/09/01
    わしもこの手の線量の評価は低いんじゃないかという思いがずーっと付きまとってる。皮膚線量はあってもβ核種の寄与と言うことで体の線量が低く見積もられてたりとかなのかなあ(妄想)。
  • 児玉演説があきらかにした「100mSv以下は大丈夫」の欺瞞 - 赤の女王とお茶を

    特にインターネット上で、東大アイソトープ総合センター長、児玉龍彦氏の参考人演説が大きな話題となっています。 動画や http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M ノートテーク http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8f7f0d5f9d925ebfe7c57aa544efd862 をご覧いただければその理由はすぐにお分かりのことでしょうが、ここで簡単に整理してみたいと思います。 科学者による被曝リスクに関するコメントは311以来多く発信されてきましたが、児玉演説においては、 1.内部被曝そのものを専門とする科学者による 2.低線量被曝リスクの重大性告発 として、大きな意義があるものと考えられます。 なぜか。 100mSv以下の低線量被曝のリスクをどう扱うかによって、除染や避難など、対策のスタンスが大きく変わってくる

    児玉演説があきらかにした「100mSv以下は大丈夫」の欺瞞 - 赤の女王とお茶を
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    mobanama 2011/08/28
    ICRP勧告に忠実たれというなら、"「10mSvが1000万人」の場合と、「100mSvが100万人」では、被害総数は同じということになります"の類はLNTモデルの【誤用】だとPub103本文に明記してあるのだが如何。
  • 「博士の奇妙な問題・第一部ポスドク・ブラッド」の終幕 - 赤の女王とお茶を

    終演のサイレンを鳴らすのが書。 博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス) 作者: 榎木英介出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2010/11/16メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 307回この商品を含むブログ (52件) を見る著者はわたしの旧知の友人/恩人でもあり、博士、ポスドク問題を2001年から指摘し続けてきた、元サイコム、現SSA代表の榎木英介医師/博士です。 大学院問題に関しては、水月氏の「高学歴ワーキングプア」「アカデミア・サバイバル」が話題となり、その後も継続的に発言を続けておられます。 しかし、やはり大学院問題の丸は悪名高き「ポスドク一万人計画」にあるだろうし、このテーマについて語るのに榎木氏ほどの適任者はいないでしょう。 書には、いわゆるロスジェネ世代として、実際にポスドク一万人

    「博士の奇妙な問題・第一部ポスドク・ブラッド」の終幕 - 赤の女王とお茶を
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    mobanama 2010/11/23
    非常に興味深い提言だが、グラミンという呼称がピンとこなくてキャッチーに感じない。
  • 基礎科学が種まきだとするなら日本に必要なのは苗を育て収穫しおいしく料理して食卓に届ける仕組みだ - 赤の女王とお茶を

    まさにタイトル通り。 週末は出張と博士ミーティングが連続して仕分けについてはリアルタイムでは見ていないのですが、ついった等で概要は把握しました。 緊急メッセージ、未来の科学ために 職の研究者ではない榎木氏が真っ先に動いているということが象徴的。第一声としてはバランスの取れたよい文章ではないしょうか。 科学は重要だし、わたしもその末端でメシをわせていただいているのでもちろん守りたい。 社会的に発言すべきということはかねてより言い続けてきたことなので、それも大歓迎です。 ただせっかく科学者なのだから、科学者らしさをいかすのも悪くない。 科学研究でなにかを考える時には、「これまで何があって、今どうであり、これから何をすべきか」を押さえておくのがいろはです。 日の科学政策でなにが起こってきたのか、ざっと把握するには以下のエントリがよくまとまっています。 博士はなぜ余るか? 日の科学技術政策

    基礎科学が種まきだとするなら日本に必要なのは苗を育て収穫しおいしく料理して食卓に届ける仕組みだ - 赤の女王とお茶を
    mobanama
    mobanama 2009/11/16
    "欧米では80年代より、いわゆる中央研究所型基礎研究から、大学と組んで多様なシーズを積極的に社会的活用するシステムへと大きく転換""種をまき、それを社会や産業とともにうまく育て上げて収穫、調理するシステム"
  • 世界代替療法サミットが開催されるらしい - 赤の女王とお茶を

    私も知らなかったんですが、世界五大代替療法というのがあるらしい。 なんせ代替医療というと現在では評判の悪いものが多く、明確な基準やコントロールがないためにいんちきがはびこっている、という認識は代替療法の流?でも持っているらしい。 そんな状況を改善しようと五大代替療法のトップが今月11日、仙台に集結して、問題解決に乗り出すとのこと。 こちら。 第33回世界代替療法サミット2009年4月11日(土) 仙台市霞の目国際会議場 各団体、代表者の紹介は以下。 ハモン・プラクティック  トンペティ氏 (チベット) 気功の源流にあたるといわれる生体エネルギーを研究してきた団体。ハモン(波紋)は太陽のエネルギー、というのが基的な理論で、独特の呼吸法によってそれを引き出し、怪我や病気を癒すということ。極めると老化も遅らせることが出来る、とスポークスマンのリサリサ氏は述べている。 幽波絞生気法  花京院氏

    世界代替療法サミットが開催されるらしい - 赤の女王とお茶を
    mobanama
    mobanama 2009/04/01
    そっか。そういう時期か。良く出来ているw。
  • やれやれvsやれやれ - 赤の女王とお茶を

    承前。 村上春樹 「ドロップ・ターゲット、キックアウト・ホール、ロート・ターゲット……、最後にボーナス・ライトを点けてしまうとやれやれといった顔付きでボールをアウト・レーンに落としてゲームを終えた。そしてジェイに向かって何も問題はない、という具合に肯いて出ていった。」(1973年のピンボール) 「やれやれ」と僕は言った。やれやれという言葉はだんだん僕の口ぐせになりつつある。これで一ヵ月の三分の一が終り、しかも我々はどこにも辿りついていない」(羊をめぐる冒険) 荒木飛呂彦*1 「おれが時を止めた…… 9秒の時点でな… そして脱出できた… やれやれだぜ…」→オラオラ 「よく見たら やれやれ 趣味の悪い時計だったな… だが そんなことは もう気にする必要はないか… もっと趣味が悪くなるんだからな… 顔面の形のほうが…」→オラオラ 「康一くん… 君は 当に頼もしいヤツだ この町に来て 君と知り合

    やれやれvsやれやれ - 赤の女王とお茶を
    mobanama
    mobanama 2009/02/04
    よくわからんが「やれやれ」といったら谷川俊太郎訳ピーナッツだろ。Good grief!
  • ips細胞研究を「再生」するために必要な3つの処方箋 - 赤の女王とお茶を

    昨年2008年はiPS細胞の発見でバイオも世の中も大いに沸いたわけですが、大方の予想通り日のiPS研究は先行き多難な模様。 iPSの山中さんが「今年は1勝10敗だった」 「大方の予想通り」と書いたのは別に皮肉ではなく、研究プロジェクトが動いた当初からバイオ系の関係者の多くが心配していたことだからです。 問題は大きく三つ。 1.予算の問題 2.周縁専門家の育成不足 3.雇用不安 1.予算の問題 単純に予算規模だけ比較しても、アメリカではカリフォルニア州だけでも10年で3000億円、マサチューセッツでは1200億円投入するのに対し、日では5年で100億円。 知恵で対抗するにしても、ちょっと物量が違いすぎます。 しかも、この100億円は国の科学研究費従来の枠内で都合するもの。つまり他の研究者に配分する予算を取り上げてこちらに回しているのです。伝聞では、すでに確定したはずの予算も削られていると

    ips細胞研究を「再生」するために必要な3つの処方箋 - 赤の女王とお茶を
    mobanama
    mobanama 2009/01/08
    "山中先生ご自身はかつて、部下に「失敗しても必ず面倒は見る」と断言されたそうですが、現在の国とアカデミアがポスドク問題においてアナウンスしているのは、真逆のことです"ケチであるのみならず、と。
  • 2008-12-21 - 赤の女王とお茶を - 日本語は亡びぬ、何度でもよみがえるさ!

    水村さんのはまだ読んでないんですけど、最近他にいろいろ読んだので枕に使わせてもらいますね。 ジャーゴンってものがあります。2ちゃん語やJK語があります。 日には標準語という共通語があるのに、方言がなくならないばかりか、なぜ新たにこんなローカル語が生まれるのでしょうか? 共通語とか標準言語ってのは多様な人たちが多様な状況で使うものです。科学論文なんか非常に顕著ですが、そういう言語はどんどん最大公約数化し、単純化されていきます。微妙なニュアンスなんか使っても伝わらないリスクが高いわけで、明確でシンプルな表現だけが残っていくことになります。 言い方を変えると、英語をはじめ、標準語というものは「形式知」を伝達するための「ツール」となる、ということです。 逆にいうと、「暗黙知」や「ニュアンス」はそぎ落とされていくのです。しかし、いくら標準語が単純化しても現場そのものが単純化するわけではない。 だ

    2008-12-21 - 赤の女王とお茶を - 日本語は亡びぬ、何度でもよみがえるさ!
    mobanama
    mobanama 2008/12/22
    「『坊ちゃん』の時代」と「夢幻紳士」っすか。ええもん読んでますなあ。前者は昔読んで鳥肌物だった気が。後者は少年夢幻紳士とかのころに触れなくなってたけど、聞いた感じよさげ。
  • 科学とパラダイムのジグソーパズル - 赤の女王とお茶を

    どうもはてなでは定期的に科学論が勃興するみたいで、らしいなあと思いつつ、せっかくなんだからぐるぐる回るのではなく、らせん状でもいいので前進できればな、と希望的観測を掲げてみます。 ところで科学論の中で進化論と双璧をなす誤解の二大巨頭といえば、トマス・クーンに端をなす「パラダイム論」でしょう。 たとえば日の某批評家EAST氏は自称科学哲学出身らしいですが、このパラダイム論の典型的誤用である「何でも都合よく相対化ポストモダ〜ン」で突っ走っているようで、最近は見ていて痛々しいですね。 またEAST氏に限らず、科学批判や相対化の際にもっともよく使われる(そして間違えられる)議論だといってよいでしょう。 では来的なパラダイム論はどのようなものであるか? 科学をパラダイムで捉えるとはどういうことか。 簡単にですが解説してみましょう。 まず、こちらによると クーンによれば、パラダイムとは次の2つの特

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    mobanama 2008/11/18
    なんか何を問題としているのかが良くわかんないけどとりあえずぶくま。
  • 日本はそろそろノーベル賞のクレクレをやめてもよい国だと思う - 赤の女王とお茶を

    今年のノーベル賞はいろいろな意味で興味深かったし、質の高いエントリが沢山書かれたと思います。 研究の奥深さや学問の素晴らしさがアピールされる一方、ノーベル賞の不完全さにもスポットライトが当たった点が特に面白かったですね。 例えばこんな記事たち。 Douglas Prasher博士のケース、ノーベル化学賞の裏側で このかたは、下村博士のおられたところ同じ海洋研究所にいて博士がみつけたGFPタンパク質の遺伝子をつかまえてその配列やアミノ酸配列を決めたものでした。 それで、まさにこの遺伝子をもちいてチャルフィー博士など今回の受賞となった研究をしようとしたのだけれども、継続困難で、研究費を打ち切られ職もうしなってしまったのだそうです。 日にノーベル賞が来た理由 戸塚洋二博士(1942-2008.7.10)です。戸塚さんこそ、ノーベル賞をもらわないわけにはゆかない人でした。 なぜ「大してうれしくな

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    mobanama 2008/10/10
    "そろそろ日本はサイエンスを「いただく」側から「生み出す」「与える」側に移ってもよい頃あい""自ら価値を判断し、むしろ相手を褒めることの出来る立場に立ってこそ日本のサイエンスは一人前"「目利き」が足りない
  • 博士ネットワーク・ミーティング@京都、終了しました! - 赤の女王とお茶を

    いやー皆様、お疲れ様でした。 予定を超える40名の参加者を古都でお迎えしたミーティング。 私が不慣れな点も多く、スタッフやお手伝い頂いた院生、そして参加者の皆様方に支えられてなんとか形にすることができました。 皆さんのご専門を一部ざっと書いてみるだけでも、 分子生物学は勿論、 バイオインフォマティクス 素粒子物理学 情報科学 火山物理学 生態環境 文化人類学 科学技術社会学 科学教育 行政学 業務効率化 理論創薬 化学工学 神経科学 古書店経営 ジャーナリスト etc, etc... とまあ、雑ここに極まれりといった風情。 会でも話したように、日語の「科学」の由来は「分科の学」。サイエンスは日に入ってきた時点で、百鬼丸の五体の如くバラバラに細分化されていたわけです。 それを一つ一つつなぎ止め、全体を取り戻す。ホーリズムってことじゃあありませんよ。 科学というのは根源的に還元主義で、

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    mobanama 2008/09/26
    『サイエンスは日本に入ってきた時点で、百鬼丸の五体の如くバラバラに細分化されていたわけです。それを一つ一つつなぎ止め、全体を取り戻す。ホーリズムってことじゃあありませんよ』w
  • 日本はバイオをやるのか捨てるのか白黒つける時期だ - 赤の女王とお茶を

    にわかに学歴論が盛り上がっているようですが、正直あまり指が動かないなぁ。知ってる京大の人も大概ちゃんと就職してるし、おもろいことやってる人も多いよ。官僚タイプってそんなにいるの? 仙人は何人か知ってますが。 で発端かどうか分かりませんが、ちょうど朝日に博士の話が出ていて、酵母研究の大御所柳田先生も日記で触れていることだしそっちの話をしてみます。 博士っても沢山あるのですが、現在いろいろな意味で最も問題が深刻なのはバイオ系といわれています。 メディアではips細胞をはじめいろいろな成果が報じられていますが、少なくともバイオ系博士課程に進学する学生は順調に減りつつあるようです。どこかに数字があったかな? 問題点は二つ。 1.今現在博士課程にいる学生やポスドクの進路 2.日のバイオ戦略 お互いに絡み合った問題なのですが、まずなぜバイオ系が激増し、そして余ったか、という点について。 基的には

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    mobanama 2008/07/31
    『国も社会も科学者も、ここらで決断しなきゃ本当にヤバイと思いますよ』わかるんだけど、何を?
  • 動物は労働するか? - 赤の女王とお茶を

    ポスト・ヒューマンの魔術師のkimuraさんからコメントをいただきました。 以前私がつけたブックマークコメントに関して、動物が労働するのか否か、という点についての質問ということです。 ぶっちゃけそれは動物・人間・労働の定義次第ではあるのですが、kimuraさんの立脚する定義を完全に把握するのは大変なので、すみませんがとりあえずその辺なんとなくで進めてみます。 まず、例えばですが「腹が減ったので木の実をもいでべる」、というのは多分ここでの「労働」には含まれないでしょう。こういう、単純に自分の生理的欲求を満たす行動ならもちろん動物もやりますよね。 しかし人間社会、特に現代における「労働」というのは高度に社会化された行為です。それは組織や集団や社会の中の一部分として何らかの役割や機能を担い、生活時間の大半をその役割に費やす、ということです。 こういうことを動物がやるでしょうか。 組織や集団の部

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    mobanama
    mobanama 2008/07/28
    社会的昆虫以外での社会的労働について。身内の世話を超えた範囲で「ある」か。確かに難しそうな気はする。
  • マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を

    ケーキ 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か 別に誰を批判というわけではなく、これらを読んでふと思いついたことですが。 fuku33さんのエントリにhokusyuさんがナチズムを持ち出してきて、確かにいきなりの飛躍のように思えるのですが、考えてみるとそもそもfuku33さんの教えておられる経営学、創始者はかのピーター・ドラッカー。 そしてドラッカーのキャリアはナチズムへの批判と分析から始まっていたりするのです。 ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/11/16メディア: 単行購入: 2人 クリック: 58回この商品を含むブログ (30件) を見るナチズムを体験したドラッカーはアメリカへ渡ってこの書を出版し、二度とあのような事態を引き起こさないための組織・社会運営の方法について考え始めます。

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    mobanama 2008/05/27
    マネジメントとウッカリ者とチキンさんのお話。
  • 地獄への道は「間違い」で舗装されている - 赤の女王とお茶を

    どうも、ご無沙汰です。 実はこの夏に結婚することになりまして、引越しその他準備に忙殺されておりました。というかまだしばらくわたついております。豊かな対幻想の構築に向けて鋭意努力する所存であります。 結婚も地獄のなんとかという話も多いですが、ネットあるいははてな界隈では 「地獄への道は善意で舗装されている」 というアフォリズムが特に人気があるように感じます。「モヒカン文化」とも関係あるのかもしれません。 例えば、こちらとか。 白雪姫にしろカチカチ山にしろ、確かに人を騙す時に悪意を丸出しにするわけはなくて、毒リンゴやババ汁はたいがい善意にコーティングされていると。 それは一面そうなんですが、一方善意によって白雪姫は生かされるし、狸も退治されるわけです。 「沈黙の艦隊」のラストでベネット大統領は海江田の「人間は悪意より善意が上回っているか?」という問いにYesで答えますが、リアリストのベネットに

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    mobanama 2008/05/11
    「善意」による無制限な正当化もしくは思考停止を戒めるものではないかと。
  • 笑いと科学と四月バカ - 赤の女王とお茶を

    いうまでもなく、昨日のはエイプリルフールネタだったわけです。 小ネタではありますが、TBなどでお相手頂いた皆様にはまことに感謝しております。 空条博士にも登場してもらった方がよいかなとも思いましたが、愛すべきワキで固めることにいたしました。 しかし若くて強くてカッコよくて主役級の「博士」ってDr.空条くらいしか思いつかないな。学術会議は今すぐ彼をイメージキャラクターに採用すべきです。 個人的には円谷プロのネタが凄すぎて太陽エネルギー吹きそうになりました。 ちなみにArt.Natureは正式には"Artificial Nature"といいまして、ドリフターゼの発見などの「ちょう画期的論文」ご用達の雑誌なのです。 このパターン、マンネリではありますが年に一度くらいならなかなか楽しいので、恒例にしていけたらいいなと思っております。よかったら来年は皆さんも論文紹介しませんか? そういえば瀬名さんの

    笑いと科学と四月バカ - 赤の女王とお茶を
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    mobanama 2008/04/02
    おお、ドリフターゼもArt.Natureだったのか。Artificialね。物によってはArtifacturalって気もする。
  • 純水における量子構造伝播作用に関するかなり画期的な論文 - 赤の女王とお茶を

    コレはヤバイ。 カイロ大学ンドゥール教授らの研究グループが今週末発行のArt.Nature誌に発表するそうです。 Quantized structure of water can be transported by electromagnetic radiation communication いわゆる「水の記憶」問題は1988年にフランスのJ.ベンベニストが超極限希釈の抗体が活性を持つとの論文をNature誌に発表して以来急速にメジャー化したわけですが、その論文自体は再現が取れず、いわゆるニセ科学として扱われてきました。 しかし一部の支持者は極めて粘り強く研究を続けており、特に生命エネルギーの研究に多額の助成金を出しているSW財団の協力を得たンドゥール教授らはこの問題に関して量子物理学的な切り口を見出し、今回の発見につながったようです。 教授らは混じりけのない純水に特殊な波紋を生じさせ、

    純水における量子構造伝播作用に関するかなり画期的な論文 - 赤の女王とお茶を
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    mobanama 2008/04/01
    ホメオパシー基礎論文遂に登場!!w/掲載誌が『Art.Nature』というのも捨て難いが、投稿先としては「Cell」の方が相応しいのではあるまいかw(cf. http://www.cell.com/webfiles/images/covers/cell/cell.130.5.lrg.gif)/画期的な話は被言及あるよな。
  • スウィーニー・トッド観た - 赤の女王とお茶を

    これは… 普通にスプラッタですね。ハリー・ポッターのあの人たちがミンチになるとんだダークファンタジー。 しかもミュージカルなのでこう、ホラーでよくある「早く逃げろよ」「なにトロいことやってんの」という焦らしの場面が「歌ってる場合じゃないだろ!?」というツッコミ所になってしまうというか。 このノリはかなり微妙。引く人も多いでしょうねぇ。 デートで観ようもんなら9割がた「失敗」でしょうが、今回は帆掛さんよろしくゾンビもレザーフェイスも平気な女子だったのでなんとかセーフ。 高橋葉介の初期作品あたりをバートンが実写化してくれたら面白そうだなと思いました。 《新装版》夢幻紳士〈マンガ少年版〉 (ソノラマコミック文庫) 作者: 高橋葉介出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 2006/12/13メディア: コミック購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (19件) を見る

    スウィーニー・トッド観た - 赤の女王とお茶を
    mobanama
    mobanama 2008/02/18
    『高橋葉介の初期作品あたりをバートンが実写化してくれたら面白そうだなと思いました』言わんとするところはわかる。まあ個人的にはスプラッタ嫌いだから、ミュージカル仕立てでなければ行かなかったが。