コンビニ各社も土用丑の日に向けた販促活動が熱を帯びてきた。ローソンは通常のうな重の半分サイズを販売するなど、割安な商品で販売拡大を狙う=東京都品川区のローソン ゲートシティ大崎 7月27日の「土用の丑(うし)の日」を前に、ウナギ商戦が熱い。今年は稚魚の不漁で昨年以上に仕入れ値が高騰し、大幅な値上げが必至。外食や小売り各社は、ウナギの代わりにアナゴや豚バラのかば焼きを商品に加えたり、「丑」にひっかけて牛肉弁当を出したりと、知恵比べしている。 ウナギの養殖に使う稚魚のシラスウナギの3年連続の不漁で、今年は国産品だけでなく、台湾や中国産も高騰。サイズを小さくして値段を下げるのにも限界があり、代替品に打って出るところが相次いでいる。 代替品はアナゴやサンマ、イワシにとどまらない。京王百貨店は、丑ならぬ松阪牛を使った「牛めし弁当」などを7月に展開する。国産ウナギのかば焼きや弁当は、昨年よりも約2割の