米テキサス州ラボックの小児病院で数人の患者に肝機能の異常が見つかりビタミンA中毒の兆候が見られた/Jan Sonnenmair/Getty Images (CNN) はしかが流行している米テキサス州とニューメキシコ州で、入院患者のビタミンA中毒の症例が報告されている。 流行の中心地に近いテキサス州ラボックの小児病院では、複数の患者の検査でビタミンA過剰摂取の兆候とみられる肝機能の異常が見つかった。 ビタミンA中毒の症状がある入院患者の子どもは、全員が予防接種を受けていなかった。 ビタミンAについては、米保健福祉省(HHS)のロバート・F・ケネディ長官が感染対策の中心と位置づけ、FOXニュースのインタビューでは「予防薬として」作用する可能性もあると発言していた。 しかしビタミンAの過剰摂取は深刻な健康被害につながることがある。ビタミンAではしかが予防できることを裏付ける根拠はない。 医師の指
