大阪・ミナミでホストとして働いていた男性(当時21歳)が、多量の酒を一気飲みさせられて急性アルコール中毒で死亡したとして、両親がホストクラブの運営会社などに計約8690万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は26日、会社に約7390万円の支払いを命じた。酒井良介裁判長は、男性が主任ホストらに暴行を受けて飲酒を強要されたと認定し、会社の使用者責任を認めた。 死亡したのは田中裕也さん。判決によると2012年4月から「ダイヤモンド」(大阪市中央区、既に解散)が運営していたホストクラブに勤務。同年8月1日朝、店内の通路で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。