国旗掲揚のトラブルで急きょ手持ちでの掲揚となった競泳の表彰式=ジャカルタで2018年8月19日、宮間俊樹撮影 【ジャカルタ倉沢仁志】18日に開幕したジャカルタ・アジア大会で大会運営上のトラブルが相次いでいる。競技の進行が遅れることも多く、日本選手団も「何が起こるか分からない」と受け止め、柔軟に対応している。 日本勢が競技初日から金メダルを獲得した競泳会場。男子200メートル自由形決勝は2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの孫楊(中国)が優勝、松元克央(セントラルスポーツ)が2位だった。表彰式で、孫楊が国歌を歌っていると、金属製の高さ約5メートルの支柱に掲揚されていた中国と日本の国旗が落下した。スタンドからは悲鳴や怒号が飛び交い、孫楊は競技役員にやり直しをアピール。再び国歌が流れたときは競技運営側が国旗を手で持ってしのぎ、その後支柱は交換された。 同じ日の女子400メートルリレーで日本選手