旅客機の売買契約の見直しを巡って、ヨーロッパの航空機メーカー「エアバス」が、国内第3位の航空会社「スカイマーク」に対して損害賠償を求める訴えを起こす準備を、イギリスの裁判所で始めたことが分かりました。 関係者によりますと、エアバスは世界最大の旅客機A380型機の売買契約を巡って、スカイマークに対して損害賠償を求める訴えを起こす準備のための文書を、イギリスの裁判所に提出しました。 これは正式な訴訟の前の手続きで、エアバス側は現在、訴状を作成中だということです。 A380型機の購入契約では、スカイマークが業績不振などを理由に、予定していた6機のうち4機について納入の無期延期などを申し入れていました。 これに対して、エアバスはことし7月、6機すべての解約を通告し、多額の違約金の支払いなどを求めたため、スカイマークが違約金の減額などを求めてきました。 訴えを起こす準備を始めたことについて、エアバス