「●●離れ」し続けた平成世代若者の●●離れは、お金の若者離れ?筆者(東京在住、27歳)の同世代でクルマを所有している人は、知る限りひとりもいない。さらにいえば、ドライブやクルマに対してロマンチックな憧れを覚える人もほとんどいないように思う。 それだけではない。若者のクルマ離れ、アルコール離れ、ブランド離れ、結婚離れ……平成は「若者の●●離れ」がさかんに叫ばれた時代だった。 実際に、総務省が発表する「全国消費実態調査」によると、1999年から2014年にかけて若者消費支出は男女ともに減少している。 とくに男性は、クルマにかける費用も含まれる「交通・通信費」が1カ月で約1万4000円も少なくなっている(独身の場合)。女性では、服にかける費用は約7500円、食料費が約7400円も減少している。 ユーミンの『中央フリーウェイ』がヒットしたのは平成よりさらに前の高度経済成長の時代だけれど、平成は、日
