外国人客に無免許で公道レンタルカートを運転させたとして、警視庁が道交法違反(無免許運転車両提供)の疑いで、東京都内の公道レンタルカート会社の責任者の男を書類送検していたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。公道カートを巡っては、交通ルールを十分に理解していない外国人観光客の悪質運転による事故も発生しており、警視庁は事業者に安全対策を求めていた。 捜査関係者によると、東京都港区麻布十番の交差点付近で4月、外国人客が運転するレンタルカートが道路脇に駐車していた乗用車に接触する事故が発生。外国人客が保有していた国際免許は日本では無効のもので、麻布署は同法違反(無免許運転)の疑いで外国人客を逮捕した。 その後の調べで、カート会社が客の免許を十分に確認せず、カートを貸し出していた疑いが強まり、9月に同社の責任者を書類送検した。 同社では、客から申し込みがあった際に免許証の画像を送信させるなどし