本体内のバッテリーが膨張したタブレット端末(左)。本体も変形してディスプレーが閉じなくなっている。右は異常を起こしていない端末=徳島県教育委員会提供 徳島県の県立高校などに配備されたタブレット端末に故障が大量発生している問題で、端末納入業者の四電工(高松市)が21日付で、一連のトラブルを謝罪するとともに「教育現場の混乱を早期に緩和・収束できるよう、故障機の修理対応などを含め、可能な限り協力させていただく」などとする文書を県や県教育委員会に提出した。 四電工は四国電力のグループ会社で、2020年度末に1万6500台を約8億円で納入した。だが、今年7月ごろから内蔵電池が膨張するなどの故障が相次ぐようになり、11月13日時点で故障端末数は5856台に達した。このうち、内蔵電池の不具合は4967台に上る。同社は電池について独自に調査を進めているほか、代理店を通じてメーカー側にも原因究明を要請してい