【ニューヨーク共同】米証券取引委員会(SEC)は29日、虚偽のツイッター投稿で投資家を誤解させたとして米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)を訴えた裁判で、和解が成立したと発表した。マスク氏は兼務していた会長職から退くほか、罰金2千万ドル(約22億円)を支払う。 マスク氏は3年間は会長職に復帰できない。SECの主張に対する認否は明らかにしていない。 SECの27日の提訴から和解成立までわずか2日間。マスク氏は争う構えを見せていたが、裁判の長期化による経営への打撃を避けるため、和解を急いだとみられる。