2025年2月10日、日本を代表する化粧品ブランド、資生堂が2024年度の業績発表を行いました。全体としては売上高が前年同期比で2%増の9906億円に達し、成長を見せたものの、営業利益はわずか76億円にとどまり、前年同期比で驚異的な73%の減少を記録しました。この大幅な減益の主因は、特に中国市場での低迷によるものとされています。資生堂にとって中国市場は重要な戦略市場であり、その不振は今後の成長に大きな影響を与えることが予測されています。 中国市場の低迷:売上減少の要因を探る資生堂が2024年度に発表した中国市場での業績は、売上高が前年同期比で5.3%減少したことが明記されています。特に、主力ブランドである「SHISEIDO」の売上が顕著に減少しており、この点が業績全体に悪影響を及ぼしました。資生堂は、これまで中国市場において強力なブランド力を誇っていたため、その不振は市場全体にとっても注目
