ネタとしてエントリを書くと誤解が広まる可能性があるので、できるだけすっきりと書くことにしたい。要点は、日本社会の加工食品から漸次マーガリンとショートニングを減らすようにしたほうがいいという提言である。 これらがもたらしうる健康への害は日本の場合、メディアを通じて社会ヒステリーになる可能性があるのではないかと思う。現状では、食品会社がこの情報をできるだけ抑えているようにも見受けられるので、そのことが逆に作用しないように、少しずつ現実を改善したほうがいいだろう。 マーガリンとショートニングは製造的には水素添加によって液状の油をバターやラードのように低温では固まる硬化油に改造した油脂分だ。このため、かつてはマーガリンは人造バター、ショートニングは人造ラードとも見なされていた。 マーガリンとショートニングの脂肪を構成する脂肪酸は、トランス脂肪酸(trans fat)と通称されることが多い(厳密にい