中東 ドバイで行われているパラ陸上の世界選手権で、男子砲丸投げの大井利江選手がいったん4位に入り、東京パラリンピックの代表に内定しましたが、ほかの国の抗議が認められて5位になり、内定が取り消される事態となりました。 大会3日目の9日、男子砲丸投げ車いすのクラスの決勝に出場した大会最年長 71歳の大井選手は6メートル60センチを投げて暫定で6位となりました。 翌日に発表された公式記録では2人の選手が失格となったため、大井選手は4位に繰り上がり、その時点で東京パラリンピックの代表にいったん内定しました。 しかし、大会の組織委員会がほかの国からの抗議を受け入れたためイランの選手が3位となり、大井選手は5位に下がりました。 日本パラ陸上競技連盟によりますと、公式記録が発表されてから30分以内に抗議ができるということですが、新たに確定した公式記録に再び抗議することは認められていないということです。