──「ジョゼと虎と魚たち」の原作小説と実写映画は、おふたりともオーディションの前後でご覧になったそうですね。 Lynn はい。タイトルはもちろん知っていたんですが、勝手にハッピーエンドの物語だと思っていたので、原作を読んで「こういう終わり方をするんだ……!」と衝撃を受けました。内容も人間の芯の部分に踏み込むような描写が多く、実写映画も最後に切なさが残る展開なので、これがどんなアニメになるのかなと、すごく楽しみになりましたね。 宮本侑芽 原作は短い小説なのにすごく内容が深くて、ただの恋愛小説じゃなく、人間の物語を描いているな、と感じました。「これがどんな映像作品になるんだろう?」と思いながら実写映画を観たんですが、実写版がモノクロのようなイメージの世界感だったので、これがアニメになってどういうふうに色がつくんだろうと。それと、原作も実写映画も、ジョゼの言い回しがけっこうキツイじゃないですか。