違法行為の温床ともいわれる『神ナンバー』の実態とは? 数年前からSNS上で目にするのが「仮ナンバーは神ナンバー」「不正改造車にとって臨番は神ナンバー」といった言葉。この神ナンバーの正体は、自治体が臨時で貸し出す車の『仮ナンバー』です。 そもそも仮ナンバーは、車検切れなどで公道を走行できない車を移動させる際に、一時的に走行許可を与えるナンバープレートです。自治体が貸し出して、有効期間は最大5日間。期間が終了すると5日以内に返却しなければ罰則が科されます。しかし今、この仮ナンバーの未返却が横行しているのです。 近畿運輸局の調査によりますと、近畿全ての自治体が昨年度に貸し出したうちの2割にあたる約1万5000件が期限内に返却されず、そのうちの85件にいたっては1年以上にわたって返却されないままだったというのです。 この状況で懸念されるのが仮ナンバーを悪用した違法行為です。警察が仮ナンバーの利用者