携帯電話機最大手のノキア(本社フィンランド)は22日、米電子機器大手アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」が無線通信方式などに関するノキアの特許を侵害しているとして、アップルを米デラウェア州連邦地方裁判所に提訴したと発表した。 ノキアは「特許の研究開発に400億ユーロ(約5兆5000億円)を投資した」と主張しており、巨額の賠償請求訴訟に発展する可能性もある。 訴訟対象は、GSMと呼ばれる携帯電話の無線通信方式のほか、GSMを発展させた次世代通信システムや無線LANの部品の製造技術に関連する10の特許。ノキアは2007年のアイフォーン発売以来、出荷された全機種がこれらの特許を侵害していると主張した。(共同)