目次 「出版流通は、もはや既存構造では事業が成立しない」紙代は、恐ろしい勢いで上昇した1000円台の新書が増えている相次ぐ雑誌の休刊…社員が半年に1度ぐらいのペースでやめる週刊誌の「量と質」の低下に嘆き無料メディアも勢い失う「PV広告単価、昨年の半分に」なぜ有料メディア化に失敗するのか 「出版流通は、もはや既存構造では事業が成立しない」「出版流通はもはや既存構造では事業が成立しない。市場の縮小に、トラック運転手の労働時間規制を強化する『2024年問題』が重なり、本を運ぶ費用を賄えない」(日経新聞5月24日)――こう話すのは、出版取次大手トーハンの近藤敏貴社長だ。トーハンは、2023年3月期の出版流通事業が4期連続で経常赤字になることが見込まれていて、出版各社に書籍や雑誌の運搬費の値上げを相談するという。 物流業界で、今、大きな問題となっているのが「2024年問題」だ。ブラック化しているトラ
