発熱や長引くせきといった症状が特徴で、子どもが感染することの多いマイコプラズマ肺炎の流行が続いています。今月17日までに全国の医療機関から報告された患者数は1医療機関当たり2.84人と過去最多を更新しました。 マイコプラズマ肺炎は子どもに多い細菌性の感染症で、飛まつや接触で広がり、感染すると発熱や全身のけん怠感、頭痛、せきといった症状が見られます。 中でもせきは1週間以上続くことがあるほか、一部の人は肺炎が重症化したり衰弱したりして入院するケースもあります。 国立感染症研究所のまとめによりますと、今月17日までの1週間に全国およそ500か所の医療機関から報告された患者数は1医療機関当たり前の週から0.41人増加して2.84人と、これまでで最も多かった先月下旬の2.49人を上回り、現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなりました。 都道府県別でみますと、最も多いのが ▽福井県で8.83人、
