「ドメイン名窃盗容疑」という米国でも初とみられる逮捕例が話題になっている。しかも興味深いのは、その盗んだドメイン名を犯人はネットオークションのeBayを使って11万1,000ドルという大金で売却したのだが、その売却先が強豪として知られる米NBAのLos Angeles Clipperの選手だったという点だ。この渦中にある「p2p.com」という非常に貴重な名前のドメインをめぐる事件の経緯を振り返ってみよう――。 米Los Angeles Timesの8月3日(現地時間)付けの報道などによれば、米ニュージャージー州ユニオン在住のDaniel Gonclaveという25歳の人物は3年前にドメイン管理会社の米GoDaddy.comのシステムをハッキングし、p2p.com の所有権の自身への移転に成功している。その後eBayでの売却を試みて、最終的にこのドメインはNBAプレイヤーであるLos An