2016年春の深夜アニメとして放送されたTVアニメ「くまみこ」の最終話が話題になっている。作中キャラクターの発言に原作者がブログで「あの発言は、酷いなあ」と苦言を呈し、担当脚本家がツイッターのアカウントを消して雲隠れ。なぜ、関係者の間にも異例の動きが見られる“炎上騒動”になったのだろうか? (※編集部注:以降、ネタバレする箇所がございますのでご注意ください) 「くまみこ」の原作は、吉元ますめが「月刊コミックフラッパー」で連載中の漫画。東北の架空の山村「熊出村」を舞台に、熊を奉る神社に巫女として仕える雨宿まちと、人間の言葉をしゃべるヒグマのクマ井ナツの交流を描いている。 結論から述べると、「くまみこ」最後の二話において「後味が悪すぎた」「主人公・雨宿まちのかわいさを演出できなかった」ことが炎上の大きな要因だろう。同作が「今期の覇権アニメ」と目されるほど人気を呼んだのは、何よりも漫画ではなくア