明治ホールディングス傘下のMeiji Seikaファルマは8日、新型コロナウイルスの変異型対応ワクチン「コスタイベ筋注用」について記者会見を開いた。コスタイベは「レプリコン」と呼ばれるmRNA(メッセンジャーRNA)を改良したワクチンで、国の定期接種の対象だ。同社は批判を繰り返す団体を名誉毀損で提訴する。小林大吉郎社長は「コスタイベを導入した医療機関に対して誹謗(ひぼう)中傷や脅迫が寄せられて
Meiji Seika ファルマの小林大吉郎代表取締役社長は9月25日に開いた新型コロナの次世代mRNAワクチン・コスタイベの記者説明会で、コスタイベについて非科学的な主張を繰り返す医学・薬学の専門家(団体・個人)に対し、「当社は民事刑事両面での法的措置を含め厳正に対処していく」と表明した。コスタイベの新規性ゆえに一般の人が様々な意見や批判を持つことは「むしろ健全なこと」と話す一方、専門家が非科学的な情報をSNSなどで繰り返し発信することは「本来接種すべき人にワクチンが届かないことになる」と指摘。これは「非常に我が国の公衆衛生上の脅威だと考える」と述べ、看過できない事案だと強調した。 ◎日本看護倫理学会に書面送付へ 「まずは誤解があれば解きたいというスタンス」 小林社長は、コスタイベに代表されるレプリコンワクチンに「シェディング」(=ワクチン接種者から非接種者への感染)の懸念があるなどとし
医療情報分析サービスを手掛けるインテージリアルワールド社は1月19日、2022年12月にコロナ禍となって初のインフルエンザ流行入りとなったものの、12月のインフルエンザ患者数はコロナ前の12分の1との分析結果を発表した。 同社は、独自に運用する統合医療データベース「Cross Fact」のデータを基に分析した。調査対象の経口インフルエンザ治療薬はオセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビル、バロキサビル――となる。 22年12月に経口インフルエンザ治療薬を処方・調剤された推計患者数は約9万8000人だった。しかし、コロナ前2シーズン(18年、19年)の12月の平均患者数は約119万人で、22年12月の患者数はコロナ前の12分の1となっていた。 コロナ禍で流行が見られなかったインフルエンザは、12月16日に岩手県で1週間に報告された患者数が1医療機関あたり1.57人となり、流行の目安になる1人を
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