女性の胸を無理やり触ったとして州の刑法に違反した疑いで去年訴追されたアメリカ・ニューヨーク州のクオモ前知事について、検察は裁判で犯罪としての要件を立証できないと判断し、訴えを取り下げました。 一方で「このような行為は政府にも職場にもあってはならない」として、セクシュアル・ハラスメントに警鐘を鳴らしています。 ニューヨーク州のクオモ前知事は去年10月、女性の胸を無理やり触ったとして州の刑法に違反した疑いで捜査当局に訴追されました。 これについて独立した捜査を行ってきたニューヨーク州オールバニ郡の検察は4日、捜査の結果、裁判で犯罪としての要件を立証できないと判断し、訴えを取り下げました。 これによって捜査は終結する形になりますが、検察は「このような行為は政府にも職場にもあってはならない。議論を継続できるよう、職場でセクシュアル・ハラスメントを受けた被害者が名乗り出て問題を明るみに出すことを奨励