アメリカのウクライナ疑惑でトランプ大統領を弾劾訴追する決議案が、議会下院の司法委員会で野党 民主党の賛成多数で可決されました。決議案は民主党が多数派の下院の本会議でも可決されるとみられ、トランプ大統領は弾劾訴追される見通しです。 決議案は一般の刑事事件の起訴状にあたるもので、トランプ大統領がみずからの政治的利益のためにウクライナに圧力をかけた「権力乱用」と、議会による疑惑の調査を妨害した「議会妨害」を根拠に、「トランプ大統領は憲法への脅威だ」として、大統領の罷免とあらゆる公的地位からの追放を求めています。 11日から行われた審議では、トランプ大統領の不正は弾劾に値すると主張する民主党の議員に対し、与党 共和党の議員は不正の証拠が示されていないと反発していましたが、「権力乱用」と「議会妨害」のいずれの条項も賛成23票、反対17票の賛成多数で可決されました。 決議案は来週にも下院の本会議で採決