今月、東京都内の外貨を両替できる店で、極めて精巧に偽造されたアメリカの100ドル紙幣が相次いで見つかったことがわかりました。偽の紙幣はこれまでに数十枚に上るということで、専門家が注意を呼びかけるとともに、捜査当局も確認を進めています。 わずかな手触りの違いに従業員が気付いたということで、紙幣の鑑定を行っている民間の「偽造通貨対策研究所」によりますと、見つかった偽の紙幣は数十枚に上ると見られています。 偽の100ドル紙幣は見た目は本物とほぼ同じですが、中央にある青い帯の模様の見え方がわずかに異なるほか、右下の図柄に紫外線をあてると黄緑色に変色することが確認されています。 外貨の両替を行う店では、紙幣のインクに含まれる磁気などから、機械で本物かどうかチェックしていますが、一部の機械はすり抜けてしまうということです。 アメリカの100ドル札は、偽造防止のための最新技術が施されたものが4年前から発