本連載の筆者、くみが自らの学生時代の痴漢体験を赤裸裸につづった『Tchikan(痴漢)』を2017年10月に発売してから1年。世界ではその類をみない痴漢という犯罪についての本は、日本やフランスだけでなく、世界中のメディアで話題となった。今回はくみと共著者のフランス人男性、エマニュエルが、日本とフランスにおける「痴漢」に対する考え方を語り合った。 フランスでも公共交通機関で性犯罪が くみ:エマニュエルは最初に私の体験について話を聞いた時、どう思った? エマニュエル:そもそも僕は日本の痴漢のような犯罪の存在を知らなかったから、この話を聞いた時はすごく驚いたし憤慨したよ。もちろんフランスにも公共の交通機関での性的犯罪はたくさんあるよ。だから、たとえばフランスで「あなたは今まで公共の交通機関で性的ハラスメントを受けたことがありますか?」と女性に尋ねたら、残念なことにほぼ大半の人が受けたことがあると
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