JR東日本は来年春から首都圏の路線を対象に最終電車の時間を、30分程度早める方針を決めました。終電後に行う線路などの保守・点検の時間を確保して作業員の労働環境の改善につなげたいとしています。 関係者によりますと、対象となるのは、首都圏の路線で午前1時以降も運行している山手線のほか、中央線や総武線などです。 来年春のダイヤ改正に合わせて、30分程度、最終電車の時間を早める方針でこれにより、深夜帯の運行本数を減らすことにしているということです。 また、一部の路線では始発時間を遅くすることも検討しているということです。 JR東日本は、終電後に行う線路などの保守・点検業務の時間を確保して作業員の労働環境の改善のため、繰り上げを検討していました。 終電の繰り上げをめぐっては、JR西日本も来年春から関西エリアの主な路線の最終電車の時間を、最大で30分程度早めることを決めています。