2020年東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のジョン・コーツ委員長(オーストラリア)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、五輪の開催可否の判断に期限を設けない考えを明らかにした。地元オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。 国際スポーツ界で大会の中止や延期が相次ぐ中、IOC最古参の理事であるディック・パウンド氏(カナダ)が2月、開催可否の判断期限は5月下旬になるとの見方を示して波紋が広がった。しかしコーツ氏は同紙の取材に「IOCの公式見解ではない。ディック氏の考えだ」と否定した。