近年、カジュアル化が進んでいるタトゥー。かつての“入れ墨(刺青)”のイメージは変わり、若い世代を中心にファッション感覚で入れる人が増え、その様子がSNSで多数配信されている。現在ではプールや温泉など公共施設でも寛容になりつつある。一方で身近になった分、学生が夏休みなどに軽い気持ちで入れ、のちに後悔して除去するケースも。個人を尊重する社会的な風潮と共にタトゥーへの意識は変わりつつあるが、社会生活の一部ではいまだ弊害になることがある。タトゥー除去をした場合の費用や期間、施術方法や痛みなどのリスクについて、共立美容外科の新宿本院院長兼総括院長の浪川浩明さんに聞いた。 B型肝炎やMRI検査の弊害は? カジュアル化するタトゥーの身体的リスク ――先日、防衛省が少子高齢化が進む中、自衛隊の人員を確保するためにタトゥーを入れていても採用すべきかどうか、検討する意向を示し、話題になりました。近年、若者の間