慌てて買った消費者は、今頃、じだんだ踏んでいるのではないか。 消費税増税がスタートする直前の3月末、家電量販店には、税率がアップする前に少しでも安く買っておこうと買い物客が殺到したものだ。 ところが、4月以降、家電の価格が下落していることが分かった。リポートをまとめた東短リサーチの加藤出チーフエコノミストがこう言う。 「家電製品の平均価格を集計している“価格ドットコム”の折れ線グラフを見ながら、3月末と4月20日との価格を比べてみました。調査品目は冷蔵庫、洗濯機、パソコン、一眼デジカメなど10品目92機種。あきらかに4月20日の方が安かった。3月末は“駆け込み需要”があったから店側も強気な値付けができたが、駆け込み需要がなくなり安くなったのでしょう」 ■ダイソンまで値下がり 加藤氏が調べた価格変動の結果は衝撃的だ。なんと“税抜き価格”は、92機種すべて値下がりしていた。単純平均マ
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