「引っ越し難民」今年も 分散要請、緩和効果薄く 2020年02月17日06時08分 春の転居シーズンに引受業者が見つからない「引っ越し難民」が今年も発生しそうだ。政府が進める働き方改革で案件引き受けの抑制傾向が続く上に、ドライバー不足解消の見込みも立たない。業界は3~4月の繁忙期を避けるよう呼び掛けているが、深刻な状況を緩和するまでには至っていない。 日通、引っ越しに定休日=12月から毎週水曜 春は入学や就職、転勤などで引っ越しが集中する最繁忙期。業界にとって近年はドライバー・作業員不足に働き方改革の課題が加わり、依頼があっても受けきれない状況が続く。転居希望者が依頼を断られたり、100万円近い見積額を提示されたりするケースも多い。 国土交通省と業界各社は民間企業に異動時期をずらすよう要請しているが、「現状で分散化の動きはみられない」(引っ越し大手)という。見積もりサイト運営会社「エイチー