東京都は20日、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を開き、感染状況の警戒レベルを4段階で最高の「大規模な感染拡大が継続している」に引き上げた。1週間後に新規感染者数が約1万8000人に達するとの試算も公表され、専門家らは「社会活動の停滞を余儀なくされる可能性がある」と感染抑制を訴えた。 都によると、19日時点の週平均の新規感染者数は前週から4倍の約4555人に急増した。国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏は、このままの増加ペースが続いた場合、27日には都内の新規感染者数が1万8266人になると指摘。「全ての都民が感染者や濃厚接触者となるリスクが高まっている」と指摘した。