トイレットペーパーが突然品不足となりました。それは、人々が合理的に行動した結果なので、再発防止は容易ではない、と久留米大学商学部の塚崎公義教授は考えています。 ***** 経済を理解するためには、暖かい心と冷たい頭脳が必要です。本稿では、主に冷たい頭脳を使いますので、読者の暖かい心が立腹するかもしれませんが、これを機に読者も冷たい頭脳を訓練していただければ幸いです。 以下、「本稿掲載時までに事態が沈静化していると誰も読んでくれない」と懸念しつつも、そうなることを祈りながら記します。 トイレットペーパーが突然品不足に 新型肺炎が流行し、人々がマスクを付けるようになりました。したがって、マスクが不足することは容易に理解できます。そして、マスクが不足しているという情報が広まると、「少し多めに購入しておこう」という消費者が増え、ますます不足する、ということが起きているようです。 それと比べると、ト
![「トイレットペーパーを買い急ぐのは愚かな人」だと言い切れない理由 | LIMO | くらしとお金の経済メディア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c7f1eeb9d1fe6142553e9845160076c58d1bb952/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flimo.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F3%2F1200w%2Fimg_9336de76c2ed31e55d7b255d09fcc37c251231.jpg)