「専門職大」創設へ=改正学校教育法が成立 実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関「専門職大学」「専門職短期大学」を創設する改正学校教育法が24日の参院本会議で、与党などの賛成多数で可決、成立した。2019年4月からの開学を予定。大学制度で新たな教育機関が設けられるのは、1964年の短大制度化以来55年ぶりとなる。 専門職大・短大は、ITや観光などの分野で質の高い専門職人材を養成。修了者には学士や短期大学士の学位を授与する。文部科学省は省令で、必要とされる専任教員のおおむね4割以上を実務家とし、卒業単位の3~4割以上を企業での実習などとすることを義務付ける方針。 社会人が学びやすくするため、一定の実務経験を持つ入学者は、学位取得に必要な4年間(専門職短大は2~3年間)の修業年数を短縮できる。4年制は2~3年の前期と1~2年の後期に区分でき、前期を終えていったん働いた社会人が後期に再入学