玄界灘の離島からなる長崎県壱岐市は、2017年夏オープン予定の「壱岐市産業支援センター・Iki-Biz(イキビズ)」のセンター長を募集している。中小企業の売上アップと創業の支援を通じ、島全体の活性化に中心的な役割を果たしてくれる人を求めていて、その報酬はなんと――月額100万円、年収にして1200万円だ。 主産業は農漁業。麦焼酎の醸造も盛ん 市内には約1500の事業者がいる。主な産業は農業と漁業で、深江田原平野は県内で2番目の広さを誇る。麦焼酎発祥の地でもあり、地元醸造メーカーが切磋琢磨しながら伝統の味を伝える。生活関連商品を扱う個人商店を中心に、建設業や木材加工業、造船業など多岐にわたる産業があるものの、離島というハンデもあって先の見えない状態が続いている。 島内に大学がないことから、高校を卒業した若者のおよそ9割が島外へ出てしまう。そのほとんどが福岡市などの都市部で就職して島へ戻らず、