ネットフリックスが日本の名作漫画・アニメを実写化したドラマ『ONE PIECE』は、1話当たり1500万~2000万ドル(約22億~29億円)を投じて製作されたとみられている。製作費がなぜここまで膨れ上がったのか、そしてシリーズ継続のためにはなぜ第1シーズンが好成績を収める必要があるのかを疑問に思っている人のために、その答えのヒントとなるものを紹介しよう。 ネットフリックスは12日、同作にとっての撮影セットの重要性を説明する舞台裏映像を公開した。そう聞くと退屈に思えるかもしれないが、同作の事情を考えると興味深い内容だ。 『ONE PIECE』ではCGの視覚効果も多用されているが、ほんの少ししか登場しない「Missラブ・ダック号」を含め、主な海賊船のほとんどは実際に建造された。もちろん、主人公のルフィたちが乗る「ゴーイングメリー号」も、完全な船としてつくられており、将来の撮影で再使用できる。