兵庫や大阪に展開する「関西スーパーマーケット」と阪急阪神百貨店の運営会社との経営統合をめぐり、最高裁判所は手続きの差し止めを求めていた首都圏のスーパー「オーケー」の申し立てを退ける決定をしました。司法の判断が確定し、関西スーパーは運営会社と統合する方針です。 ことし10月末に開かれた関西スーパーの株主総会では、阪急阪神百貨店などを運営する「エイチ・ツー・オー リテイリング」との経営統合案がわずかな差で承認されましたが、関西スーパーを買収する意向だった「オーケー」は本来、棄権として扱うべき票が賛成として数えられたとして11月に、統合手続きの差し止めを求める仮処分を申し立てました。 神戸地方裁判所はオーケーの主張を認めて差し止めを命じましたが、大阪高等裁判所は、株主総会の決議に問題はなかったとして一転して申し立てを退けたため、オーケーが最高裁判所に抗告していました。 これについて最高裁判所第2