「結婚できない男」「ドラゴン桜」「テルマエ・ロマエ」「下町ロケット」など多くの当たり役を持ち、8日に主演映画「とんび」の公開を控える阿部寛(57)をインタビューした。ベテランの域に達すると一線から身を引く俳優も多いが、「まだまだ走り続けていきたい」とギラギラみなぎる意欲が印象的だった。 「日本にはベテラン俳優が力を発揮できる作品が少ない。それを自分たちの世代でどんどん変えていきたい」という思いに共感した。日本映画では若くて容姿端麗な男女が主役を務める“青春キラキラ映画”が量産される傾向があり、「演技力のある俳優の活躍の場が少ないことが、日本映画が海外で通用しない要因のひとつ」と指摘する映画関係者もいる。その現状を打破しようとする阿部の挑戦を応援したい。 話題のホームページについても言及した。阿部のホームページはインターネット黎明(れいめい)期を思わせるレトロな味わいが魅力で「表示速度が極め