メジャーの試合で初めて、電子機器による投手と捕手のサイン伝達が行われた。19日のレイズ-ブレーブス戦で、レイズのバッテリーが初使用した。捕手が左腕に数字のボタンが付いたリモートコントロール端末を装着し、ボタンを押して数字を投手に伝えるシステムで、投手と二塁手が帽子にレシーバーを装着。レシーバーからはその数字が機械音声で発せられるという仕組みになっている。 昨季、マイナーリーグの1Aで実験的に使用され、試合のスピードアップとサイン盗み対策に有効とされた。ボタンを長押しすると球種と同時に「内角」「低め」などのコースも伝えることができるという。メジャー装着第1号となったズニーノ捕手は「非常に面白いシステムだね。導入を進めてほしい」と新機器が気に入った様子で、同じく初使用したサンダース投手も「使い方も簡単だし、問題ないよ」と歓迎した。
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