オリンピック・パラリンピックを取り上げた教科書。予定通りの開催が不透明となっている東京大会について記載した部分も多い(佐藤徳昭撮影) 24日に検定結果が公表された中学校教科書(令和3年度から使用)。東京五輪・パラリンピックは子供たちの関心も高く、各教科で五輪をテーマにした教材が盛り込まれた。ただ、新型コロナウイルスの影響で予定通りの開催が危ぶまれている。来年以降への延期や中止が決まった場合、大量の自主訂正を余儀なくされる恐れもあり、各社の編集担当者らは気をもんでいる。 五輪に関する記述は、保健体育を中心に過去の大会で活躍した選手や大会の理念、レガシー(遺産)の話題といった一般的な取り上げ方が多い。 問題となるのは、今年の開催を前提とした記述だ。「2020年、日本では2回目となる夏季大会が開催されます」という文章や、「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会を振り返ってみよう」と考えさ
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