詩人の谷川俊太郎さんや劇作家の別役実さんら19人が、「作品を無断で教材に使用され、著作権を侵害された」として、教材出版社「学書」(名古屋市北区)を相手取り、教材の出版差し止めと約4200万円の損害賠償を求める訴訟を21日にも東京地裁に起こすことがわかった。 学書は全国の小中学生学習塾向けに教材を製作、販売している。 提訴するのはほかに、俳人の金子兜太(とうた)さん、劇作家の平田オリザさん、寺山修司さんの遺族などで、全員が著作権管理団体「日本ビジュアル著作権協会」(東京都新宿区)の会員。 訴えによると、学書は、116種類の中学生用の国語教材に、19人の作家らの24作品を許可を得ず使い、販売した。作品の一部を削ったり、表現を変えたりしたとして、著作者としての人格権も侵害された、とも主張している。学書は、販売先の学習塾名で教材を製作しており、作家らは「(学書が)著作権を侵害したか外部に分かりにく