富山市八町の農業用水路で大量のはがきが散乱しているのが見つかり、富山北署が30日、回収した。未使用の年賀はがきで約3200枚に上ったという。 富山北署によると、近くの男性が29日、農作業に備え用水路(幅70センチ、深さ80センチ)を点検中、放置された段ボール箱を見つけ届けた。署員が30日調べたところ、湿って朽ちた箱のそばに無数のはがきが散らばっていた。 箱には「平成22年用お年玉付郵便葉書」と印刷。これまで遺失物届は出されておらず、同署は「落としたのか捨てたのか、全く分からない」としており、拾得物として調べている。 未使用の年賀はがきは1枚5円で通常のはがきと交換できる。現場から約3キロ離れた同市四方の用水路や海岸でも平成20年12月、未使用の年賀はがき約2千枚が見つかっている。