会社法違反(特別背任)罪などで日本で起訴された後、国外に逃亡した日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が、日産を相手取り、名誉毀損や証拠捏造などで10億ドル(約1400億円)余りの損害賠償を求める訴訟をレバノンで起こした。ロイター通信が20日、報じた。 ブルームバーグ通信によると、ゴーンは報酬の喪失分や諸費用の賠償として5億8800万ドル、懲罰的な措置として5億ドルの支払いを求めている。ロイターによれば、レバノン検察は審理の開始日を9月18日に設定した。 ゴーンは2018年に日本で逮捕された際、容疑は日産の幹部が仏自動車大手ルノーとの合併を阻止するためにでっちあげたものだと主張。翌19年、プライベートジェットを使用し、国外に逃亡した。 ゴーンは、オマーンの自動車販売代理店を通じてルノーの資金を横領し、豪華ヨットなどの購入に充てた疑いが持たれている。フランス当局は昨年、ゴーンに国際逮捕状を出した
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