これはコロナ禍の影響で最低だった前年比113%という数字。興行収入の構成比は邦画が79.3%という過去最高のシェアを記録した一方で、大作の公開延期や配信公開が相次いだ洋画は20.7%という結果に。邦画の成績だけを見ると、興行収入による統計が始まった2000年以降で第3位の好成績だ。映連の会長を務める島谷能成(東宝代表取締役社長)は「邦画は順調に回復しつつある」「洋画は悪かった昨年をさらに下回る結果になった」と補足する。 邦画の興行収入10億円以上の番組は前年より11本増え計32本に。最高は102.8億円の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で、76.5億円の「名探偵コナン 緋色の弾丸」、66.0億円の「竜とそばかすの姫」とアニメ作品がトップ3に並ぶ。4位は嵐のライブドキュメンタリー「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」の