テレビアニメ版の全26話を、映画全5部作に構成しなおしたシリーズの第3部である劇場版『Gのレコンギスタ Ⅲ』「宇宙からの遺産」が公開中だ。劇場版『Gのレコンギスタ Ⅲ』(『G-レコ Ⅲ』)は、膨大な情報量が音楽のように重奏的なドライブ感をかもす異色の作品だ。 その『G-レコ』シリーズの総監督・富野由悠季さんは今年80歳を迎えるが、背筋はシャンと伸び、舌鋒は鋭く、好奇心も旺盛だ。今回は編集の技、音楽性、そして観客の年齢層についてまで、幅広くお話をうかがった。 デジタルで何でも“らしく”撮れてしまう時代だからこそ、正攻法を探らねばならない! ── 劇場版『Gのレコンギスタ Ⅲ』「宇宙からの遺産」を見て思い出したのは、まず『2001年宇宙の旅』の冗長な編集。それと、あらすじを字幕で説明した黒澤明の『白痴』です。そういう雑な映画に比べると、『G-レコ』の編集には特別な秘密があるように思うのですが?
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