米ハリウッドの脚本家らでつくる全米脚本家組合(WGA)は1日、現地時間2日午前からストライキに入ると表明した。WGAはストリーミング配信が普及し、テレビ番組や映画の視聴方法が変わる中で賃上げや待遇改善を求めたが、スタジオ側との合意に至らなかった。ストに入り脚本の制作が止まることで、番組や映画の放映にも影響が出る可能性がある。 WGAは米動画配信大手「ネットフリックス」をはじめ、アマゾン、アップル、ウォルト・ディズニーなどが加盟する全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)側と6週間にわたって交渉してきたという。西部全米脚本家組合はツイッターで「スタジオ側の回答は、脚本家が直面している存亡の危機を考えると、まったく不十分だった」とスト決行に至った理由を投稿した。米紙ロサンゼルス・タイムズによると、AMPTP側は声明で「脚本家への大幅な報酬の引き上げなどを提示した」と述べたという。 ハリウッドでは