ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義社長(58)が後継者候補として招いたニケシュ・アローラ氏(48)が突然退任した背景に、在任中の利益相反が疑われていることがわかった。米通信社ブルームバーグは米証券取引委員会(SEC)がアローラ氏の調査を始めたと報じており、2年間に245億円もの高額報酬を与えた孫氏の説明責任が求められる。 ブルームバーグによれば、調査は予備的なものでアローラ氏やSBGが法的処分を受けることを必ずしも意味しないという。 アローラ氏を巡っては、匿名の投資家グループが1月、同氏の適格性を疑う書簡をSBG取締役会に提出。疑われた一つが、同氏がSBGに移っても、米大手投資ファンドのシルバーレイクのシニアアドバイザーを兼任していたこととされる。シルバーレイクはSBGが大株主の中国のネット通販アリババグループに投資しており、利益相反が疑われた。 SBGの特別調査委員会は6月20日、「
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