架線トラブルで駅間に立ち往生したJR宇都宮線の1本に、記者が乗り合わせた。トラブル発生から避難までの様子を伝える。 茨城県古河市で22日投開票があった衆院選の取材を終え、1泊して東京に帰ろうと午前9時ごろにJR古河駅に着いた。早朝から強風のため上下線の運転を見合わせていることを知り、駅前のファストフード店に入ったら運転再開を待つ人で満席。正午近くにようやく上野行きの上り線が再開し、乗り込んだ。 台風の影響で風が吹きつけ、揺れる車両は徐行で走り始めた。だが、15分ほど走ると突然、茶畑に囲まれたところで停車した。「一部区間で停電があり原因を調査中」。そんな車内アナウンスが流れる中、乗客は本やスマートフォンを手に運転再開を待った。車内にはトイレもあったためか、冷静に対応する人が多かった。 約50分後、静まりきった車内に「東鷲宮駅―久喜駅間で架線が切断」と停電の原因が伝えられた。「復旧には長い時間
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