東京・築地市場の豊洲への移転問題をめぐり、都と市場業界で作る協議会が開かれ、都のプロジェクトチームの座長が示した築地市場の再整備案に対し、業界側からは「業界を分断するものだ」などという批判の声が相次いだ一方、移転に慎重な立場の団体からは、一定の理解を示す意見も出ました。 協議では、都の市場問題プロジェクトチームの小島敏郎座長が示した豊洲への移転案と、築地市場を700億円余りかけて、およそ7年で改修して再整備する案について意見が相次ぎました。 この中で、水産物の卸業者で作る「東京都水産物卸売業者協会」の伊藤裕康会長は、「なんで、こんなものが出てくるのか納得いかない。営業しながら建て替えるというが、できるがずがないとはっきり申し上げたい。検討に値する案ではない」と述べたほか、別の業界団体からも「業界を分断するものだ」などと批判する意見が相次ぎました。 これに対し、都の村松明典市場長は「先日示さ