オダギリジョーに始まり、水嶋ヒロ、菅田将暉、福士蒼汰、竹内涼真といった人気俳優を次々と輩出してきた“平成仮面ライダー”。なかでも強烈に印象に残っているのは『仮面ライダー電王』で佐藤 健が見せた表現力だ。そんな佐藤のオーディション時の様子を楽しそうに振り返るのは、プロデューサーの白倉伸一郎と武部直美。『仮面ライダーカブト』(2006年)や『仮面ライダー電王』(2007年)など、多くの作品でタッグを組んできた、いわば“平成ライダー現象”を巻き起こした当事者である。 「変身ものにうちの俳優を出したくない」と事務所から断られ、オーディションに人が集まらなかった時代から、彼らの姿勢は変わらない。子どもに向けて、真摯に作品を作り続ける。そのなかで巡り会った“我が子のような”役者たちについて、懐かしそうに語ってくれた。撮影/祭貴義道 取材・文/とみたまい 制作/iD inc. 「平成仮面ライダー」特集一