コメの不足や価格高騰の影響が広がる中、宇都宮市では創業100年を超えるコメの卸売業者が販売するためのコメが確保できずに事業が続けられなくなったなどとして自己破産を申請することになりました。 自己破産を申請することになったのは、宇都宮市平松本町にあるコメの卸売業者「平石屋吉田商店」です。 弁護士などによりますと、「平石屋吉田商店」は明治40年・1907年に創業し創業100年を超える老舗のコメの卸売業者で、スーパーなどの小売店に卸していたほか、自社での販売も行っていました。 最盛期の2004年には年間の売り上げが40億円を超えていましたが、2010年以降は他社との競合が厳しくなった影響で売り上げが低迷していました。 弁護士などによりますと、コメの不足や価格高騰の影響が広がる中で商品となるコメが確保できなくなったことなどから事業継続を断念し、裁判所へ自己破産を申請することになったということです。
